2012年6月14日木曜日

相変わらずですね!?

久しぶりの出張で東京オフィスに来たSさんは、以前同じチームで働いていた部長のところにあいさつに行きました。

Sさん: 部長!ご無沙汰しております。
部長  : Sさん、久しぶりだね、元気そうだね。
Sさん: 部長も相変わらずですね。

Sさんは、「以前と変わらずお元気そうで何よりです」という意味で言ったつもりでしたが、この場合、部長はちょっとバカにされた気持ちになる可能性があり、危険です。


(解説)
◇ 「相変わらず」は「前と同じ」という意味です。自分自身や身内について、謙遜して話す時に使います。

(例)
・ 私は相変わらず自動車のセールスの仕事をしています。
・ 私は相変わらず高円寺に住んでいます。
・ 息子は相変わらず独身で、休みの日は趣味のゴルフばかりしています。

◇ 「前と同じ」というのは裏を返すと「進歩がない/成長がない」ということですから、目上の方に対して「相変わらず」は、失礼になりかねません。目上の方には使わないほうがいい言葉でしょう。
冒頭のSさんのような場面では、「お元気そうですね」で十分だと思います。

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