2011年7月1日金曜日

取りいそぎ

メールで、「○○の資料を添付いたしました。ご参考までに。」のように、最後を「ご参考までに。」で結ぶ人がいますが、もし自分より立場が上の人に出すのであれば、この書き方だと少々敬意が足りません。


ご参考までに。」というのは、「ご参考までにお送りいたします。」という文章の一部だけを使った、いわば「省略形」です。省略形は同僚や後輩に対しては問題ありませんが、顧客など目上の方に対して使うと、相手を軽く見ているようで好ましくありません。

このほか、「取り急ぎ。」「どうぞお大事に。」「それではまた。」で結ばれているメールもよく見ます。省略形は後ろの文を考える手間が省けて便利なのですが、それぞれ、

取り急ぎお知らせいたします/ご報告いたします/お礼申し上げます。
どうぞお大事になさってください。
それではまたメールさせていただきます/ご連絡させていただきます。

というのが元々の文章です。目上の方に対しては後ろの文を省略せずに、最後まできちんと書きましょう。

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