2011年5月27日金曜日

参考と参照の使い分け

先週、このコーナーで「参考」という言葉の使い方を取り上げました。
さて、よく似た言葉に「参照」があります。皆さん、使い分けはわかりますか。

① 形の違い(動詞として使う場合)
「参考」→「参考する」 ※「に」が必要です  (例)参考してください ・ 参考なさってください
「参照」→「参照する」  ※「に」は不要です   (例)参照してください ・ 参照なさってください ・ ご参照ください
◇「ご参照ください」の形が一番よく使われています。

② 意味の違い

Aを参考にしてください」=あなたにとって役に立つことがあるかもしれませんので、よろしければAを見て/聞いてください。
(例1)私の体験をお話ししますので、今後の参考になさってください
(例2)前任者の報告書が残っていますので、参考にしてください。

Aをご参照ください」=詳しいことはAを見ればわかりますから、見てください
(例1)弊社にお越しの際は、HPの地図をご参照ください。
(例2)新人研修の詳しい内容については、資料をご参照ください。
参照」は、目で見える情報にしか使いません。

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