2011年5月20日金曜日

どうぞ参考にしてください と ぜひご覧ください

先日、このコーナーで「参考にしてください」という表現を取り上げましたが、その後ある方から質問をいただきました。

(質問)
商談で資料などを渡す際、「参考にしてください」の代わりに「ご覧ください」を使ってもいいのですか?

(回答)
はい、どちらを使ってもかまいません。

参考にしてください
相手が興味を持っていることに関する資料や情報を、「もしよければ見てください、何か役に立つことがあるかもしれませんので」という気持ちで渡すときに使います。押しつけがましさはまったくありません。控えめな印象でありながら「役に立つ情報があるかも」とほのめかす、便利な表現ですね。


(例)そういえば先日、不動産投資にも興味があるとおっしゃっていましたよね、資料をお持ちしましたので、どうぞ参考にしてください

ご覧ください
「見てください」と完全に同じ意味です。「見てもらいたい」という気持ちが強いのであれば、こちらを使ったほうが、相手が見てくれる可能性は高いでしょう。
「参考にしてください」の前には「どうぞ」、「ご覧ください」の前には「ぜひ」が馴染みます。(逆にしても間違いではありませんが。)


(例)こちら、新しいマンションの資料です。ぜひご覧ください。」





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