2011年5月16日月曜日

お待たせして・・・

次の2つの表現は、それぞれどのような場面で使うのがふさわしいでしょうか。


1 お待たせしました
2 お待たせして申し訳ありませんでした




1の「お待たせしました」は、単なる挨拶です。
待ち合わせの場所に着いたら、相手は自分より先に来ていた。そんな時に必ず使う表現です。相手を待たせたとか、自分が約束の時間に遅れた、といったこととは無関係です。つまり、相手を待たせていなくても使います。


2の「お待せして申し訳ありませんでした」は、約束の時間に遅れた時や、相手を必要以上に待たせてしまったときに使います。文字通り、申し訳ないという気持ちを示す表現です。
約束の時間に遅れた。たとえ1分でも)  ⇒ これは自分でわかるはずです。必ずこの表現を使ってください。
相手を必要以上に待たせた。 ⇒ 例えば、お客さんが約束通りの時間に来社して、すでに応接室で待っている。ところがあなたは電話が長引いて、お客さんを5分も待たせてしまった・・・ そんなときです。

このような場合に「お待たせしましただけしか言わないと、

「この人は、自分が遅れたことを悪いと思っていないのだろうか・・・?」
「この人は、私を待たせたことに気がついていないのだろうか・・・?」
と、不信感を与えます。

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