2011年3月7日月曜日

「確か」と「確かに」の使い分け(復習)

お客様から、「注文した商品が届かない!」というクレームの電話がありました。

次の( A )( B )には、「確か」「確かに」のどちらが入りますか。 

会話A
お客様: 「あの~、1週間前に注文した商品がまだ届いてないんですけど・・」
あなた: 「えっ、( A )おととい発送したと思うんですが・・」
お客様: (おいおい、ちゃんと調べてくれよ!)

会話B
お客様: 「あの~、1週間前に注文した商品がまだ届いてないんですけど・・」
あなた: 「少々お待ちください。( B )おととい発送していますが・・」
お客様: (そうか、じゃあ、もう少し待ってみよう!)





正解は、( A )「確か」、( B )「確かに」ですね。


<解説>

先週の復習です。
確か」は「私の記憶によれば・・・」という意味。つまり、話す内容にあまり自信がないときに使います。
確かに」は、しっかり調べた上で「間違いなくそうだ」と、100%の自信を持っているときに使います。

確か」と言ったら、「~だったと思うんですが・・・」が呼応します。一方、「確かに」と言ったら「~です」「~ます」と断定します。

この会話例A、Bについて言うと、
( A ) 「確か~と思うんです」というと、不確かな記憶を頼りに話していることが相手に伝わります。だから、お客さんは納得しません。
( B )「確かに~ます」ならば、自分で調べ、確認をしたうえで「間違いなくそうだ」と言っていることが伝わるので、お客様も安心します。


この使い方を間違えるとと、自信があって言っているのか、不安なまま言っているのか理解できないため、聞き手は戸惑います。

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