2011年2月22日火曜日

「貿易をしたい」は意味不明です

みなさんとの転職相談でよくある会話。

私    「どんな仕事を希望していますか。」
あなた 「貿易をしたいです。」
私   (一体、何をしたいのだろう、この人は?)

日本語では、希望の仕事について話す時に貿易という単語を使いません。日本語での「貿易」は主に経済用語や統計用語として使われます。「日中貿易」や「貿易額の推移」などです。

ですから、「貿易をしたい」と言われても具体的に何をしたいのか伝わりません。日本人に同じ質問をしたら、「貿易」とは答える人はまずいないでしょう。

国境をまたいだモノの売買に携わりたいのなら、

「輸出入をしたい」

と言うべきです。

また、人によっては、貿易と言われたら「貿易実務」だと考えることもあります。もしあなたが貿易実務を希望しているのなら、貿易実務とそのまま言ってください。

おそらく・・・
皆さんの言いたいことは、職種を現わすのであれば、購買、調達、生産管理、海外営業、国際物流など。業種を言うのなら商社という単語が相当すると思います。

就職関連の本を開けば様々な単語が出ていますから、調べてみるのもいいでしょう。

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